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4月のテーマは、『天才レシピさかなクン』。
春は、産卵前のふっくら美味しい魚がたくさん登場する季節。新鮮な魚を仕入れるワクワク感とともに、誰でも簡単に、魚がメインの絶品料理を作っちゃいましょう!
第8回、最後のさかなクンは、「真鯛」。尾頭付きの鯛クンは、塩焼きはもちろんのこと、鍋や炊き込みご飯の主役にすれば、華やかなご馳走メニューとして食卓を楽しませてくれます。
今回は、鯛料理の中で私が一番好きなメニュー「鯛そうめん」 をご紹介。具材もおだしも京都を想い、あっさり香りよく仕上げています。尾頭付きではなく、切り身を使うので、とても簡単。大切な人を想いながら丁寧に作ってみてくださいね。
【材料:2人分】
真鯛切り身 2切
そうめん 3束
がんもどき 2個
九条ネギ 1本
ショウガ 2片
そうめんつゆ 2人分
お酒 大さじ6
醤油 大さじ1
みりん 大さじ1
山椒、七味 適宜
※鯛は骨付きのものがあれば尚美味しいが、食べやすさを重視するなら普通の切り身で十分美味しい。
※がんもの他に、油揚げ、かまぼこ、おぼろ昆布などを入れても美味しい。
※九条ネギが手にはいらない場合は、万能ねぎでも良い。
※つゆを一から作る場合は昆布だしを取って、白醤油、塩、みりんを合わせて調合する。面倒な場合は、黒醤油を使っていないそうめんつゆ(ストレート)や、粉末状の関西風うどんダシ、鱧ダシなどがオススメ。 ここでははも入り10年修行だしを使用。
【作り方】
1.鯛を煮る
鯛の切り身をさっと洗い、キッチンペーパーでしっかり水分をとっておく。鍋にお酒、醤油、みりん、薄切りにしたショウガ(1片分)を入れ、沸騰したら鯛を入れて、ホイルで落とし蓋をして5分弱火で煮る。途中、スプーンを使って煮汁を表面にかけてあげると味がしみ込んで良い。5分たったら火を止めて、がんもどきを入れてそのままにしておく。
2.材料の準備
九条ネギを細かく切り、ショウガ1片を薬味としてすりおろしておく。つゆを鍋に作り、十分温めておく。
3.そうめんを茹でる
盛り付ける器を用意し、そうめんを時間通りに茹でる。茹で上がったら器につゆを注ぎ、ザルに上げたそうめんをほぐしながら入れる。その上に鯛、がんもどき、九条ネギを乗せれば完成。ショウガ、山椒、七味などを薬味にして召し上がれ。
バックナンバー
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