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つつむかな6:豆腐の入ったジューシー・ロールキャベツ

いつも「料理長が多すぎる」を応援いただきありがとうございます。
新緑に包まれる季節の到来です。
そこで、5月のテーマは、『つつむかな』。食材のパワーや美味しさをぎゅっと閉じ込める「包み料理」を特集していきます。

第6回の包み料理は、「ロールキャベツ」。
スタンダードなものも美味しいですが、今回は、旬の素材を使った変わり種。ヘルシーなのにふんわりジューシーな豆腐とチキンのロールキャベツです。
春キャベツと、旬のヤングコーンが優しい甘みを演出。レンコンを入れることで、楽しい食感も生まれています。



【材料:4人分(8個分)】

キャベツ 8枚分
鶏ひき肉 300g
もめん豆腐 1丁
セロリ 2本
ヤングコーン 8本
レンコン 80g
塩麹 大さじ1
コンソメパウダー 小さじ2
酒 大さじ1
塩・コショウ 適宜
ナツメグ 小さじ1/2

玉ねぎ 1個
人参 1本
ベーコン 2枚
ブイヨンキューブ 2個
醤油 小さじ2
 
※ロールキャベツに春キャベツは向かないと言われるが、トロトロ食感を出す場合は春キャベツが良い。もちろん冬キャベツを使用すると扱いやすくなる。
※鶏ひき肉はもも肉がオススメだが、ヘルシーに仕上げたい場合はむね肉を使って。
※ブイヨンキューブは、違うメーカーのものを1つずつ使うと、味に深みが生まれる。今回は、「マギーブイヨン」と「野菜のおかげ(パウダー)」
※塩麹がなければ、塩小さじ1/2で代用。

【作り方】
1.キャベツを茹でる
丸ごとのキャベツから1枚1枚丁寧にはがし、大きな鍋で茹で、柔らかくなったらザルにあげておく。キャベツの上手なはがし方は、芯をくり抜き、水道水を葉っぱの隙間に流しこむこと。インターネット上に、剥がし方のコツがたくさんアップされているのでチェックしてみて。

2.餡の準備

豆腐は重石を乗せて水切りをする。電子レンジで水切りをすると、水は切れるが、風味がなくなるので、あまりオススメではない。自然に30分くらい置くのが良い。
セロリは5ミリ角に切り、油をひいたフライパンで炒める。黄色く色づいたら、大きなボウルに取り出して冷ましておく。レンコンとヤングコーン4本分は5ミリ程度のみじん切りにしておく。セロリの入ったボウルに、豆腐、鶏ひき肉、塩麹、酒、コンソメパウダー、ナツメグ、コショウを入れ、手で良く混ぜ合わせる。粘りが出てくる程度が良い。豆腐の水切りがしっかりできていることがポイント。良く混ざった所で、レンコンとヤングコーンを入れて均一になる程度に混ぜる。つつむ際に餡が残らないよう、8分割しておくと良い。


3.つつむ

つつみやすくするため、キャベツの芯を薄くそいでおく。キャベツを広げ、餡を中心に置き、そいだ芯も一緒に巻いていく。最後まで巻いたら、両脇のキャベツを中に押しこめば、綺麗な俵型にまとまる。

4.煮込む
ロールキャベツを煮こむ際の落し蓋に、野菜とベーコンを使う。玉ねぎと人参は7ミリ程度の輪切り、ベーコンは5センチに切っておく。つつんだロールキャベツを大きな浅型鍋に敷き詰めていく。敷き詰め終わったら、ブイヨンを溶かした熱湯をロールキャベツの高さの7割り程度まで注ぎ、玉ねぎ、人参、ベーコンの順に載せていく。ロールキャベツを覆うように均一にするのがポイント。沸騰したら蓋をして、弱火で40分程度煮込む。柔らかいのが好みの方は60分煮込んでも良い。最後の5分で残しておいたヤングコーン4本を加え、醤油を回し入れる。

5.完成
火を止めて、崩れないよう丁寧にお皿に盛れば完成。熱々のうちに召し上がれ。たくさん作って、翌日はカレーパウダーを入れて楽しむのもオススメです。

バックナンバー:
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