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パナソニックは、SNPという遺伝子情報を前処理行程を含め全て自動で検査可能な遺伝子検査チップをIMEC(ベルギーのルーヴェン市に本部を置く国際研究機関)と共同で開発しました。(AkihabaraNews)

 

これが本当に隙のないものなら、たいへん大きなニュースです。ムービーおよび元記事では、ヒトのSNP解析について語っていますが、実際の製品化想定としては遺伝子組み換え作物のチェックの話をしています。これは賢明なことで、SNP検査の結果で診療方針を決定するのであれば、ミスは許されません。その責任を負えるものになり得るか、標準化の波に乗ることができるのか、引き続き注目の話題です。

Photo: Mari Tefre/Svalbard Global Seed Vault
ベント・スコウマンが提唱し、2008年2月26日、ビル・ゲイツ主導のもと、地球上の種子を冷凍保存する世界最大の施設がスピッツベルゲン島の中心地・ロングイェールビーン近郊にて操業開始した。 施設は、今後さまざまに予想される農作物種の絶滅を防ぐとともに、世界各地での地域的絶滅があった際には栽培再開の機会を提供することを目的としている。(Wikipedia)


「種子が消えれば、食べ物が消える。そして君もね」
「詩人と都市の住民は農業を美化したがる。彼らは農業を、人類と自然が調和した牧歌的な状況のようなものとして描く。そうかと思うと、超未来派の連中は、農業はもはや斜陽産業で、遠からず食料は、台所のゴミの懸濁液をバクテリアで発酵させて作られるようになると考えている。どちらも、なんと真実からかけ離れていることか!」 – ベント・スコウマン
地球最後の日のための種子 (さらに…)

Nanopore DNA sequencing from Oxford Nanopore on Vimeo.

2012年9月9日に紹介しました「ジョブスもゲイツも予言した、生物学の時代がやってきた」の続き。


新しいiPhoneが出ようが出まいがiOSがどう変わろうが、私たちの日常は、世界は大してかわらない。ですよね?


USBポートにつながる革新的テクノロジーは「あなた」の「生命」を読みます。読み解くには時間がかかるかもしれませんが、生物学は、バイオテクノロジーは爆発的に加速します。それってどういうこと?先述記事のおすすめ本を、ぜひぜひ手にとってみてください。 (さらに…)

「21世紀のイノベーションは、生物学とテクノロジーが交わる場所から生まれるだろう。ぼくが息子の年頃にデジタル時代が始まったのと同じように、新しい時代がまさに始まろうとしているんだ」スティーブ・ジョブス


「いま自分が少年だったら間違いなく生物学をやっていた」ビル・ゲイツ


バイオテクノロジー、ライフサイエンスの世界が急速に面白くなってます。ポストゲノム時代の生物学。今一度わくわくどきどきに立ち返るために、おすすめの2冊をご紹介。


2012年9月20日追記「ジョブスもゲイツも予言した、生物学の時代がやってきた2」を公開しました。

ワイアードVol.4 Life Science Issue 『ザ・バイオロジー・ビッグバン』20世紀が物理学の時代だったとするなら、21世紀は生物学!
バイオパンク―DIY科学者たちのDNAハック! (さらに…)