今泉悠氏インタビュー(4/4)『メガネは、品よく美しく』
- 出典元:「アナログレコード・コム」
- タグ:ファッション・人物
- 2012.04.09 12:00 by admin
今泉悠氏インタビュー(第四回最終回)
『メガネは、品よく美しく』
「ayame」のアイウェアは、まとう人に大人の責任感と余裕を与えてくれる。もちろん、見た目のデザイン性だけではなく、創作の原点である機能や快適さに全神経を集中し、毎シーズンのコレクションを作り上げる。きれいめのトラッドスーツを着る男性にこそ、「ayame」の曲線が最も美しく似合うのだという。クラシカルなものに新たな品格を与えるチャレンジこそが、カッコよいメガネ、美しいメガネへの追求につながる。
当たり前のようでいて解決されていない問題がメガネにはたくさんあるという。たとえば、つけまつげが当たってしまう、眉毛のラインとフレームラインがしっくり合わない等、女性にとっては致命的な大問題だ。彼はこれらの悩みをも丁寧に解決してくれている。女性にとって「ayame」は、お気に入りの下着のような存在であって欲しいと、彼は願う。メガネの自分を楽しむことができ、まとうことでこっそり自信を持たせるアイテムこそが、理想のレディスアイウェアなのである。
「メガネをかけることは、自分が生み出す自分の時間だと考えます。それに、自分の印象を形作る最も体に近いものだとも思うんです。人が亡くなって、納骨の時にメガネを添えることは、とても特別な瞬間。最後まで自分と一緒にいるようなモノの存在を、僕が提案できたらこの上なく幸せです。」
「ayame」がファッションとともに歩む限り、彼の「美しさ」と「品格」への挑戦はまだまだ続く。2012年の春夏コレクションが本当に待ち遠しい。
<2012年s/s展示会情報>
ayame i wear design 2012 EYEWEAR COLLECTION
4月17日 12:00-20:00
4月18日 10:00-20:00
4月19日 10:00-19:00
バイヤーの方は以下のアドレスにご連絡を頂きアポイントをお取り下さい。
info@ayame-id.jp
<今泉悠プロフィール>
1983年生まれ、茨城県潮来市出身
2005年により独学でアイウェアデザインをはじめ、その後YELLOWS PLUS山岸氏に出会い基礎を学びつつ本格的に製作を始める。2009年秋のコレクションよりayame i wear designとしてデビュー。現在、老舗眼鏡店を始めセレクトショップでの取扱いは全国30店舗。業界で最も注目を浴びる純国産のアイウェアブランド。