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家族を想う食事2:祖父に捧げる『美しい鰤しゃぶ』

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「家族を想う食事」の第2回は、「祖父」への料理。息を飲み込む程おしゃれでカッコ良く、優しいおじいちゃんでした。食べるのも、丁寧で美しい料理を好んでいたように思います。そんな祖父を思い出しながら作ったのが、「ブリしゃぶ」。素材選び、野菜の切り方、出汁のとり方。一つ一つの作業にしっかり向き合うことで、少しでも魂がつながりますように!


【材料(4人分)】

・鰤刺身用 1柵
・野菜 適宜
・豆腐 1丁
・お湯 1.5L
・コンブ酒 200ml
・白だし 大さじ5
・みりん 大さじ3
・ポン酢 適宜

※私の祖父への料理というコンセプトにより、食材選びは入念に行いました。
※鰤はなるべく天然のものを選んで。
※野菜はこだわりのものを。今回は、赤ネギ、オレンジ白菜、京みず菜、豆苗、霜降りヒラタケ、ヒラタケをチョイス。
※豆腐は焼き豆腐か絹豆腐が良い。
※コンブ酒は、酒500mlに対して乾燥昆布を7センチ✕2本入れて2~3日置いたもの。


【作り方】

1:野菜を切る
赤ネギは斜め切り、オレンジ白菜は芯と葉を分けて、芯をそぎ切り、葉は適当にちぎっておく。みず菜と豆苗は適当な長さに切り揃え、豆腐は均等に切り、ヒラタケをほぐしておく。すべてお皿に丁寧に並べる。

2:鰤を切る

新鮮な鰤を切る。暑さはお好みで。湯引き状態のものを楽しみたい場合は少々厚みをもたせると美味しい。


3:スープを作る

鍋にお湯を入れ、コンブ酒を加えて火にかけ、煮立ったら白だしとみりんを入れる。お好みで醤油を入れても良い。昆布だしを丁寧に取る方法もある。

4:鍋を楽しむ
はじめは鰤だけを入れてさっと火を通し、何もつけずに食べてみて。その後お好みの野菜を入れながら、ポン酢と共に味わう。大根おろしを添えるのも良い。薬味はゆずこしょう、かぼす、七味唐辛子などお好みのものを。お腹に余裕があれば、〆にうどんや素麺を入れて!

バックナンバー:
家族を想う食事1:父に捧げる『里芋とエビの和風グラタン』