もし自分を説得しなくてはならないのなら、それは他人のものだ。
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他人の目的に向かうことは、いつも自分自身への暴力であり、強制であり、義務である。他人の目的は、あなたが他人の幸せに貢献するものでしかない。
ヴァジム・ゼランド / リアリティ・トランサーフィン〈2〉
偶然見たテレビドラマの予告を見て驚いたのですが、企画が二十年前と同じで、すなわち日本の「センス」がこの二十年まったく進歩を遂げていない事がテレビドラマからも理解できました。
昨年、テレビ朝日が開局以来はじめて首位にたったと報じられていましたが、僕がそのニュースから感じたのは「日本国民がテレ朝レベルに落ちてしまった」というショックのほうが強くありました。長い間「振り向けばテレビ東京」と業界内部では揶揄されてきたテレビ朝日のレベルに国民のセンスが落ち、いわば「日本人総テレ朝化」しているのに、それにも気がついていないということが、なによりもの証明なのでしょう。実際、テレビ朝日をざーっと見ても、際立って面白いと思える番組はありません。
高城未来研究所『Future Report』Vol.106/Part1
こうして「仕組みを作る側」と「仕組みの中で使われる側」の間には目に見えない確かな壁が立ち上がっていきました。また顧客を餌付けし、囲い込むビジネスモデルが非常に強固なものとなり、顧客は「アップルが提供するお花畑」で遊んでもらうようなかたちへと変わっていったのです。
企業が「帝国化」する アップル、マクドナルド、エクソン~新しい統治者たちの素顔 (アスキー新書)
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ところで、これまた余談であるが、わたくしは、過去に、随分貧乏してきたから、貧乏というものは嫌いである。貧乏そのものは何とも思わないが、貧困に由来するもの、つまり「貧ゆえの」という感じがやり切れない。
地下鉄なぞという愚劣なものには一生乗りたくない。国電もいやだ。タクシーさえも大嫌いである。折り畳式の蝙蝠傘、和式便所の蓋、電話の呼び出し、熱海へ一泊旅行に出かけた隣の小母さんから、小田原かまぼこのおみやげを貰うこと、プラスチックの麻雀牌、こういうもの一切が、わたくしは大嫌いだ。そこで、ビートルズ・ルックであるが、やはり下層階級の流行である。その、キューバン・ヒールのブーツも、ビニールの奴なんかを売ってる店がある。これは、ビニールのスキー靴と同じに悲しいものだよ。
あわせてお読みください。「不幸が人間を美しくするというのは、嘘である。」モーム