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Mr. Kozin for the Strand, Yangon
私たちがヤンゴンを目指した理由を遡ると、サマセット・モームの「マッキントッシ」という短編小説にたどり着きます。 太平洋 (新潮文庫 モ 5-9 モーム短編集 2)に収録されたこの一編。植民地時代のコロニアルな空気感に憧れ、ついに出会ったのがストランドホテル

20世紀初頭の旅行者が「スエズの東側では最高のホテル」とうたったThe Strand。現在でも東南アジアでもっとも高級なコロニアルホテルとのこと。 (さらに…)

入国管理で私の旅券を見て、フランス語で「あなたの旅券の行先国としてブルンディが書かれていませんが」という。外国で官憲と問題が起こったときは言葉ができないほうが得だと私は思っているので、私が知らん顔をしていると、今度は同じ質問を英語でした。相変わらず知らん顔をしていると、私の顔とパスポートを見比べて「日本の外交官でしたか。大変失礼しました」と、スタンプを押して一礼して、私の一般旅券を返してくれた。英語もフランス語も知らない人を外交官でもないだろう。アフリカでも沈黙は金なりかと苦笑した。

ルワンダ中央銀行総裁日記 / 服部正也

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詐欺師の楽園 / 種村季弘 (岩波現代文庫)

詐欺師の楽園 (岩波現代文庫)

残念ながら在庫切れですが、古本が安く買えます。18~20世紀のヨーロッパ近代のアラにつけ入り大きく稼ぐ詐欺師たちの大活躍は事実だけに痛快!この手の話は格調高い岩波文庫で読むと教養になりますが、週刊誌で読んでもどうにもなりません。なんでだ?



大英帝国艦隊をコケにした悪漢ヴェア・コール、大盗賊団長アドルフ・ペーターセン、ルーマニアの泥棒英雄ゲオルク・マノレスコ (さらに…)

メキシコ人はなぜハゲないし、死なないのか

1年ほど前、代官山のメキシコ料理店で出会った「メキシコ人はなぜハゲないし、死なないのか 」。


日本で人生に失敗し、アメリカでも行き詰まってしまった調理人タカハシは自殺を図った挙げ句、人間の言葉を話す不思議なネズミたちに助けられる。彼等の話によれば、自殺率が世界でもっとも低いメキシコには四つの宝があり、その宝を知ることによって、世界の自殺率を上昇させている「憂鬱の砂嵐」を追い払うことができるのだとか。

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