saqai.com

縦型ターンテーブル toc

インダストリアルデザイナーroy harpazが創造した、縦型ターンテーブルtocのご紹介。コンパクトでスタイル抜群!そしてアナログレコード再生機として、なかなか理にかなってます。

ここからはマニアックに詳細を追っていきます。まず目を引くのがリニアトラッキング。溝に対して常に垂直を保てるこの機構は理想的。レコードに録音するカッティングマシンもリニアトラッキングですから、原音に忠実な再生が期待できます。2つのボール状のスタビライザーは、盤面をきっちり押さえて針飛びなど反りの影響をやわらげます。

 

しかしながら不明で心配なこともいくつか。

 

1.どのように溝をトレースするか不明。
→ レコード針らしきものが見当たりませんし、この機構に針とカートリッジを搭載するのはとても困難。曲のスキップや頭出しもできるとのことなので、光学的にピックアップするのでしょうか。

 

2.どのようにレコードを回転させるか不明。 
→ 上部のモーターがいくら回転しても、レコードの穴はスカスカです。スタビライザーで押さえつけられたレコード盤を回すのは難しいでしょう。

 

実現したらすてきです。がんばれroy harpaz

(via Designboom)

all images courtesy of roy harpaz