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3月のテーマは『ソトカラレシピ』。
「ソトカラ」=「外から」。外食でしか食べられないと思っていたメニューを、実は簡単、気軽に自宅で実践してしまおうという試みです。食材を買いに行く楽しみ、作る過程のワクワク感を味わいながら、手料理の境界線をどんどん広げていきましょう。
第6回のソトカラちゃんは、家庭で作るのとはひと味もふた味も違う「焼鳥屋さんの絶品唐揚げ」です。
なんであんなにふっくらジューシーなのか?あの旨味はどうやって引き出すのか?冷めても美味しい唐揚げはどうやって作るのか?
そんな疑問を元に、名店の唐揚げを目指して研究を重ねました。ポイントは5つ。すべてを揃えることは難しいでしょうから、できるところから取り入れてみてください。これからのお花見シーズン、大人気の一品になりますよ!
《ポイント1》
鶏肉はせせりを使う。
※鶏せせりとは、鶏の首の剥き身のこと。一匹の鳥からほんの僅かしか取れない部分で旨味たっぷりの希少部位。大きなスーパーに行けば手に入ります。
《ポイント2》
衣は小麦粉ではなく、必要最低限の片栗粉を使う。
※片栗粉を 使うと、薄い衣でサックリ仕上がる。
《ポイント3》
揚げ油は菜種油を使う。
※揚げ油に菜種油を使うと、香りよくカラリと仕上がる。
【材料:4人分】
鶏せせり 600g
片栗粉 大さじ6
菜種油 適量
レモン 適宜
《味付け調味料》
・塩麹 大さじ1.5
・ニンニクすりおろし 小さじ1/2
・ショウガすりおろし 小さじ1/2
・鶏ガラスープの素 小さじ1
・しょうゆ 大さじ1
・コショウ 少々
・タマゴ 1個
【作り方】
《ポイント4》
塩麹を必ず入れる。
※塩麹を入れることでふっくらジューシーに仕上がる。
《ポイント5》
最後の1分を強火で 揚げる。
※最後の仕上げでカラリと油切れの良い唐揚げになる。
1.材料準備
鶏肉はキッチンペーパーで水分を取り、一口大に切りボウルに入れる。味付け調味料をすべて入れ、手で良く揉み込み、1時間くらい置いておく。忙しい時はすぐに揚げてしまっても充分美味しい。
2.揚げる
揚げ物用の鍋に油を入れ、170度に熱する。ボウルに片栗粉を投入、しっかり混ぜたら、鶏肉をまとめて何回かに分けて入れていく。弱めの中火で5分揚げる。衣が綺麗に色付いてくるちょっと前くらいが目安。最後に1分ほど強火にする。油をしっかりきってバットにあげる。くし切りにしたレモンを添えて盛り付ければ完成。
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