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物語は然るべき一点で終わらねばならぬ。

物語はある一定の点で始まり、然るべき一点で終わらねばならぬ。あやふやに彷徨っていてはだめである。序章からクライマックスに至るまで、くっきりと描かれた力強い曲線の上を進まなくてはならない。図形で表すとすれば、半円形といったところであろうか。


サマセット・モーム